カメラワークの作法 ( ´・ω・`)

2012/08/29 23:49 - カテゴリー: ムービー@旅客機 - 投稿者: ナオ@Webmaster
アングル制限と頂上のない崖登り(;゚д゚ )???

▼崖をよじ登って破滅した第一人者 (ノ∀`)アチャー

先月でしたか、とある世界遺産にも指定されている滝の岸壁をクライミングしたオバカさんがニュースになっていましたね ヽ(´ー`)ノ。

実は数年前、某メーカーさんのお仕事でそちらを公式取材したことがあったのです。ライブラリーにストックするための素材収録でしたが、その際に、取材先からなかなか興味深い「カメラアングルの制限」をリクエストされていたことを思い出したのです。

つまり、今日の本題は壁をよじ登ることじゃなくて(汗)、カメラワークのお話です d(*´∀`)b。

どういうリクエストかといえば、隣接しているお寺の三重塔と滝を同一アングルに入れないで欲しい……というものでした。神仏分離などいろいろ込み入った事情があるようですが、とにかくウチらとすればそのように要望されたら従うしかありません (^ω^;)。

一般的な感覚でいえば、観光地に目立つアイテムが二つ隣接していれば、それらを組み込むアングルで狙うのはごく自然な発想といえましょう。むしろ、どうやったらその二つをカッコよく組み合わせられるかについて、あれこれ知恵を絞ることに腐心すると思うのです (;´д`)ゞ。

実際、その神社を画像検索したりYouTubeで動画をいくつかピックアップしてみても、滝と三重塔が組み合わさったものばかりです (〃▽〃)。その現状を踏まえれば、ライブラリー用途として両者を同一アングルで組み込んだカットもリクエストされるのでは?という深読みもありましたし、現場に臨んで、撮れるアングルを撮って帰らないのはどうよ?というスケベ心も正直もたげました。

でも結果的に撮りませんでした。とりあえず撮っておいて、カットシート作成時に注釈をつけたりしても、素材が残ってしまうといずれ何らかの手違いで世に出てしまう可能性があるからです。

まあ、取材先の意向に沿っておくのはトラブル回避の大原則ですし、結果的にライブラリーを運営するメーカーさんの利益にもつながるんじゃないかと思い至ったわけですね ( ´・ω・`)/。

▼制限が多いオフィシャル撮影 (-ω-;)

この機会に書いておきますが、オフィシャル撮影というのは、実はものすごくカメラワークに制限が加わる事が多いのですよ (^ω^;)。ボディの汚れが写っちゃいけないとか、ケムリが写り込んでいるのはエコに反するとか、言いたい放題です (@д@; )。カメラワークで解決できることならまだしもそちら様保有の……という感じですね ((((((^ω^;)。

それと、交通機関にかぎらず、どこの企業でも社章やロゴは重んじられています。たとえば本社ビルを撮影したとして、ビルの屋上などのカンバンが映り込む場合、ロゴが切れないようなアングルがキホンとなります。カタログなどで写真をトリミングする場合も、たまたま映り込んだだけなのにロゴを切ってしまうと叱られちゃうわけです (´д`)。

参考記事:→血湧き肉躍るムック(^^)

私がずっと昔から「尾翼をキレイにフレーミングしろ」とうるさく言ってるのも(汗)、垂直尾翼が機体の「もうひとつの顔」であるとともに、ロゴをぶった切るようなカメラワークが企業から嫌われるという経験則から来ているわけですね Σ(・∀・ )。

参考記事:→【カメラワーク】尾翼も顔?

▼他人と違う崖を登るのがそんなにエライのかな (-ω-;)?

まあ、映像表現(写真もそうですけど)においては、守らなければならない文法は厳然と存在しています。文法なんぞクソ食らえ!というイキオイも結構でしょう。何を隠そう私の機体のドアップ・フォローも文法というほどじゃないけど、慣例化していたカメラワークをぶっ壊したわけですから ((((((^ω^;)。

ですが、だいたいの場合、昔ながらの作法は、当たっているというか正論であることが多いと思います。少なくとも、慣例をぶっ壊すというかあえてルール違反に挑むにしても、基本的なカメラワークをひと通りやってみた上でのお話じゃないかと ヽ(´ー`)ノ。

冒頭のお話に戻ると、くだんのクライマー氏は、第一人者と称されるにもかかわらず、素行の悪さで問題視されていた面もあったようですね (´д`)。第一人者であるがゆえに、並の崖登りじゃ示しがつかない……みたいなプレッシャーもあったのかもしれませんが、やっぱりルール違反はマズイでしょう (;´д`)ゞ。

もちろん、崖登りと映像制作を同列に扱うつもりはありませんが、変に世間から期待されたりして思い込みと思いあがりを糧に、無茶な高みを目指すと破滅するという点では、ある種共通している部分があるのかもしれません Σ(´д`*)。

ただ、ひとつ言えること。ウチらのようなクリエイティブな活動には、「頂上」がないってことですね ((((((^ω^;)。


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