どこも危険なニッポン 比較的安全なのはどこ? その1

2012/07/23 23:56 - カテゴリー: ニュース&その他 - 投稿者: ナオ@Webmaster
「本気で関東脱出 移住マニュアル」読んでみた件

▼ついに出た!脱出指南本 ((((゚д゚;ノ)ノ アラマ

暑い日々が続いてますね ι(´Д`υ)アツィー。しかし、暑かろうが寒かろうが、大地震や大津波のピンチが去ったわけではありません。いろいろとセンセーショナルな事件が起こったりして、目立たなくなってはいますが、国土を蝕む放射能の脅威がなくなったわけでもありません Σ(´д`*)。

何度か書いていますが、ニッポンはとっても「危険な状態」が続いているのです。特に福一(福島第一原発)に近い首都圏は深刻な事態といえましょう。今日の話題は、大阪在住の私もつい買ってしまったというこんな本です。↓

→amazon:本気で関東脱出 移住マニュアル

(以下は公式解説文)
> 逃げるのは勇気だ。本邦初「移住マニュアル&レポート」。
> 迫りくる直下型地震と放射能の不安、私たちは、本当に大丈夫なのか。
> 危ないとわかっていながら、なぜ離れられないのか。おそらく多くの人は、
> 仕事や学校や住居、そして金銭的な問題から、離れることが困難な状況が
> 現実にあります。「みんなをおいて、逃げるのか」という周囲の冷たい目もあります。
> しかし、日増しに不安感と諦め感が漂うなか、直下型地震は確実に起こると
> 言われています。放射能被爆の後遺症も十年後には出るかもしれません。
> 幼い子どもがいる家庭で子どもがずっと安全で健康だとどうして言い切れるのか。
> 実は、とても切実な問題です。という理由から本当に、移住は本当に不可能なのか、
> 移住したら、どんな問題が起こるのか。何をどうクリアすればよいのか。
> 会社へ移動願いの方法、就職先探し、住居探し、持ち家やマンションの処分の方法、
> 子どもの学校の手続き、日本全国の移住すべき安全な街の選び方、
> 海外移住の方法など、あらゆる側面から、”実際に移住した人”をこの本では、
> 取材し検証しました。私たちが直前の危険を回避し、生き延びるため、
> いままさに必要とされる、本書は、本邦初「移住」マニュアル&レポートです。

とうとうこんなハウツウ本まで出る時代になったかのかとため息が出てしまいます。今の仕事や場合によっては家庭も捨てて、脱出を決意するというのは並大抵のことではありません。なにせ政府が旗振りして放射能による健康被害はないという方向で絶賛もみ消しが中なのですから、職場でもご近所でも、脱出などを口にするだけで変人扱いされるのは目に見えてます ( ´゚д゚`)。

そもそも、大部分の日本人ってのは、大津波警報で避難命令が出たとしても、「欠勤届をどうやって出そうか……」なんてことでまず悩んでしまうでしょう ヽ(´ー`)ノ。さらに、周囲に脱出するような人がいなかったら、そのことをもってして「安全」だと判断もしてしまうでしょう。そういう国民性ともいえますね (;´д`)ゞ。

それに、自分が実際に住んで生活して仕事もして愛着ある「拠点」について、危険だ危険だと外野に騒ぎ立てられるのは不愉快なことかもしれません。私の場合、東京の方が大阪よりもはるかに知り合いが多いので、その点では気を遣います (;´Д`A。

しかし、現実に昨年の3月12日に早々と東京を脱出した人もいるわけですし、大飯原発の再稼働や東南海大地震の津波高さの見直しで、関西圏の私ですら、見の危険をひしひしと感じるようになってきました (-ω-;)。

といいつつ、電気は使わざるをえないわけですし、今すぐ代替エネルギー!今すぐ廃炉!というわけにもいきません。先日の突発的な大阪の停電で、首都圏の計画停電の恐怖がようやく部分的ながら理解できたように思います m(_ _;;)m。

結局、何十年もかけてじわじわとより安全な方向に舵を切っていくしかないと思うのです。それまでは粛々と自衛……ですね (;´д`)。しかし、その拠点となる我が家がよくない ヽ(`Д´)ノ 。

ぶっちゃけ、リフォームしたとはいえ、築後40年を過ぎたようなボロい木造家屋など、震度7が来たらペシャンコでしょう。おまけにココ(現住所)はゼロメートル地帯です。津波が堤防を乗り越えてきたらひとたまりもありません \(*´▽`*)/ヤレヤレ。

前にも記事で書いたとおり、比較的安全な別の地方に脱出する選択肢もあったわけですが、結局住み慣れた大阪を選んでしまったわけです。もう簡単には移住や脱出はできませんが、それでも危機管理の一環として、もし脱出するならどこがマシか?という調査や考察は意義深いことだと思うのです。

そんなわけで、東京はもちろん、大阪でさえも決して安全とはいえない……そういう状況になってきているのは事実として受け止めざるをえないでしょう。しかし、パニックを起こす必要もありません。まだ考える時間は残されているからです。

つまり、こういった本は、あくまで可能性のひとつとして、移住するならどこがいい?といった軽いノリで読める方にオススメします。実際そのほうが精神衛生上はイイと思いますし (^ω^;)。

▼オススメ都市 岡山・奈良・那覇・札幌・高松 ←ほんとかよ (゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

本書では、地震リスクと原発リスクを中心に、さまざまな角度から検証し、比較的安全な地域をリストアップしています。また、首都圏に踏みとどまるとしたら、マシな地域はどこか?といったポイントや、思い切って海外脱出も検討しよう……といったポイントまで踏み込んでいます。

地方に支社のある大企業ならまず異動願いを出してみるとか、いっそのこと転職するならどういう段取りで進めたらいいか……といった角度からも書かれています。ただ、地方は有効求人倍率が低くそれでなくても不況で大変な状況が続いていますからね。今の職場を捨てて転職するなら、どこへ移住するにせよ相当なイバラの道を覚悟しないといけないでしょうね (´д`)。

さて、肝心の国内で移住するならどこ?というランキングですが、本書では、1位:岡山市・2位:奈良市・3位:那覇市・4位:札幌市・5位:高松市となっています。あくまでこの本のランキングですよ ((((((^ω^;)。

まず、1位の岡山市ですが、活断層がほとんどなく、近隣の原発からの距離も遠く、東南海地震の津波も四国が盾になるからとの見解です。本書は岡山県の宣伝のために企画されたんじゃないかと勘ぐりたくなるぐらい岡山を持ち上げています (^ω^;)。

でも、四国に30mの津波が押し寄せたら、瀬戸内海でつながっているわけですから、岡山県もまったく無傷ではないと思ったりします。あくまで私の素人考えですが……。

実際、津波の浸水シミュレーター(→リンク)によると、岡山県は結構低地が多いことが分かります。↓

▽7mの津波シミュレーション(岡山市周辺)

濃い紫に着色されたエリアが7mの津波で浸水が想定されるエリアです。これは単に標高の情報をグーグルマップに重ねあわせただけですので、実際に7mの津波が来たからといって、このとおりに浸水するわけではありませんが、ひとつの指標にはなりますよね。

実は、私も岡山県には目をつけていたのです。もちろん前述の理由から「高台限定」ではありますが(汗)。昨年、787の取材でさんざん歩きまわりましたしね ((((((^ω^;)。その点からも1位選定は納得できるのですが、2位の奈良市はちょっとう~んという感じですね。奈良の方がいらっしゃったら気を悪くされちゃうかもしれませんが続けます (;´▽`lll“。

だって、奈良といえば、若狭湾で大地震でも起きて原発群がメルトダウン、放射能プルームが襲ってきたとしたら、もう目と鼻の先ですからね。ただ、京阪神と異なり、奈良は琵琶湖水源にほとんど依存していないようなのです。

また、活断層はあるものの、活発ではないため安全というのが本書の見解です。しかし、下記活断層マップでは、開発中の「けいはんな」一帯を含めて、活断層の赤い縦筋が相当密集しているようにも見えますね (((( ;゚Д゚)))。

▽奈良県北部の活断層マップ(奈良市付近)

何千年もの歴史はダテじゃない!という人も実際いらっしゃいますが、そういう歴史的な建造物がある地域には活断層は走ってないのです。それらの点を鑑みれば、関西の中では比較的安全といえるのかもしれませんが、全国第2位という見解には少々首を傾げざるを得ません Σ(´д`*)。

▼情報収集は、お国自慢誇大宣伝に注意 ヽ(`Д´)ノ

さて、3位以下の都市についても私見を述べさせて頂きますが、それは次回にいたします m(_ _)m。その前に当然かもしれませんが、この種の本は鵜呑みにしないようにしましょうね (^▽^;) 。まあ、今の生活を捨てて移住しようっていうのですから、この種のハウツウ本のランキングを丸々信用して即決断!なんてのはいくらなんでもあり得ないとは思いますが、移住先を探すのでしたら、慎重な判断が必要なのは言うまでもありません (‘-’)(,_,)。

そして、情報収集の際の注意点ですが、BBSなどで『そちらに移住を検討していますがどうでしょう?』といった漠然とした問を地元民に投げかけちゃダメだということを覚えておきましょう。

なぜなら、本当に移住に値するだけの安全性だとか、移住を検討している人が望んでいる条件などをすっ飛ばして、とにかく「良い所だ、すぐ来い!」みたいなお国自慢路線に走っちゃう人が必ずと言っていいほど出てくるからです。顔の見えないBBSなんかだと、特にお気楽&でかい声でそういう喧伝がまかり通ってしまうのですよね (〃▽〃)。

あなたと親交のある地元民なら、アフターケアの問題も出てきますから、回答はいろいろと慎重になるでしょうし、また別のお話になるでしょうが。もし、BBSなどを利用して「地元民の声」を収集したいなら、具体的にポイントを絞って質問すべきでしょうね。

まあ、誰しも自分の選んだ土地が安全で快適だと思いたいでしょう。長期間の住宅ローンを組んでいたりすればなおさらです。ただ、自分の人生の選択を補強する目的で、赤の他人の移住に影響を及ぼすとなると問題ではないかと思うのです。

その点でいえば、私は自分の住んでいる大阪市を安全だなどとこれっぽっちも思ってないですし、好き好んで移住先にするような場所ではないと人から相談されたら答えます――今なら(汗)。ついこないだまでは、大阪は相当安全だと信じてましたし、骨を埋めようと決意してたのですが…… (;´д`)トホホ…。

もう日本中どこへ移住しても、そこが安住の地になることはないと考えておいた方がいいのかもしれません。今回の締めくくりとして、原発からのだいたいの距離や活断層情報などを組み合わせて総合的に判断できるサービスをリンクしておきます♪

→【地図】日本の原子力発電所からの【距離】

その2へつづく)


関連すると思われる記事:


Comments are closed.

  • ▼キーワード検索